【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成30年3月29日
【事業年度】 第5期 ( 自 平成29年1月1日 至 平成29年12月31日)
【会社名】 株式会社クロス・マーケティンググループ
【英訳名】 Cr os s Mar ket i ng Gr oup I nc .
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
【本店の所在の場所】 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号
【電話番号】 03- 6859- 2250
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 小野塚 浩二
【最寄りの連絡場所】 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号
【電話番号】 03- 6859- 2250
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 小野塚 浩二
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
第一部
【企業情報】
第1
【企業の概況】
1
【主要な経営指標等の推移】
( 1) 連結経営指標等
回次 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期
決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月 売上高 ( 千円) 6, 292, 883 8, 141, 449 14, 859, 185 15, 969, 124 16, 758, 093 経常利益 ( 千円) 750, 707 521, 384 1, 185, 327 1, 266, 993 597, 310 親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株 主に帰属する当期純損失 (△)
( 千円) 438, 446 245, 445 558, 540 836, 849 △703, 068
包括利益 ( 千円) 437, 288 394, 257 564, 384 617, 415 △746, 886 純資産額 ( 千円) 2, 557, 629 2, 897, 241 3, 944, 720 4, 473, 575 3, 598, 143 総資産額 ( 千円) 4, 011, 801 7, 872, 134 9, 970, 081 9, 932, 450 9, 563, 667 1株当たり純資産額 ( 円) 136. 45 150. 54 193. 17 221. 49 177. 75 1株当たり当期純利益
金額又は1株当たり当期 純損失金額(△ )
( 円) 24. 62 13. 61 30. 81 42. 85 △ 36. 00 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益 金額
( 円) ― ― ― ― ―
自己資本比率 ( %) 61. 3 34. 5 37. 8 43. 6 36. 3
自己資本利益率 ( %) 19. 7 9. 5 17. 2 20. 7 ―
株価収益率 ( 倍) 13. 9 31. 6 13. 0 8. 4 ―
営業活動による キャッシュ・フロー
( 千円) 445, 018 453, 329 800, 865 436, 741 931, 123 投資活動による
キャッシュ・フロー
( 千円) △361, 932 △ 2, 270, 597 △17, 721 △219, 917 △ 1, 353, 343 財務活動による
キャッシュ・フロー
( 千円) △178, 228 2, 434, 511 204, 294 △126, 638 301, 510 現金及び現金同等物の
期末残高
( 千円) 779, 355 1, 407, 380 2, 383, 653 2, 159, 269 2, 045, 630 従業員数
( 外、平均臨時雇用者数) ( 人)
507 949 1, 129 1, 222 1, 254 ( 90) ( 92) ( 253) ( 192) ( 211) ( 注) 1.当社は、平成25年6月3日に単独株式移転により株式会社クロス・マーケティングの完全親会社として設立
されました。第1期の連結財務諸表は、完全子会社となった株式会社クロス・マーケティングの連結財務諸 表を引き継いで作成しております。
2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
3.第1期の1株当たり当期純利益金額については、当社が平成25年6月3日に株式移転(株式移転比率1: 1)により設立された会社であるため、会社設立前の平成25年1月1日から平成25年6月2日までの期間に ついて、株式会社クロス・マーケティングの期中平均株式数を用いて計算しております。また、株式会社ク ロス・マーケティングは、平成25年2月18日を効力発生日として普通株式1株につき2株の割合で株式分割 を行い、当社は平成26年6月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行いまし たが、第1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益金額及び1株当たり純資産 額を算定しております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第1期及び第2期については潜在株式が存在しない ため、第3期及び第4期については潜在株式は存在するものの希薄化効果を有していないため、第5期につ いては潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
5.第5期の自己資本利益率及び株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため 記載しておりません。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
( 2) 提出会社の経営指標等
回次 第1期 第2期 第3期 第4期 第5期
決算年月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 平成29年12月 営業収益 ( 千円) 140, 231 903, 602 1, 444, 450 2, 124, 837 2, 380, 017 経常利益 ( 千円) 94, 697 174, 667 246, 405 744, 699 840, 228 当期純利益 ( 千円) 64, 572 68, 648 151, 112 601, 083 147, 451 資本金 ( 千円) 274, 402 274, 402 562, 852 562, 852 562, 852 発行済株式総数 ( 千株) 6, 010 18, 031 19, 531 19, 531 19, 531 純資産額 ( 千円) 2, 083, 799 2, 098, 112 2, 766, 189 3, 225, 770 3, 254, 921 総資産額 ( 千円) 2, 352, 695 5, 201, 471 6, 706, 563 6, 189, 434 6, 574, 631 1株当たり純資産額 ( 円) 115. 57 116. 36 140. 82 164. 39 165. 92 1株当たり配当額
( うち1株当たり 中間配当額)
( 円)
10. 00 4. 50 6. 00 5. 50 5. 50 ( 5. 00) ( 2. 25) ( 1. 50) ( 2. 50) ( 3. 25) 1株当たり当期純利益
金額
( 円) 3. 62 3. 81 8. 34 30. 78 7. 55 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益 金額
( 円) ― ― ― ― 7. 49
自己資本比率 ( %) 88. 6 40. 3 41. 0 51. 9 49. 3
自己資本利益率 ( %) 3. 1 3. 3 6. 2 20. 2 4. 6
株価収益率 ( 倍) 94. 5 112. 9 48. 2 11. 7 74. 2 配当性向 ( %) 92. 1 118. 1 71. 9 17. 9 72. 8 従業員数
( 外、平均臨時雇用者数) ( 人)
2 41 66 77 88
( - ) ( 9) ( 9) ( 13) ( 1) ( 注) 1.当社は、平成25年6月3日に単独株式移転により設立されたため、第1期の会計期間は平成25年6月3日か
ら平成25年12月31日までとなっております。 2.営業収益には、消費税等は含まれておりません。
3.当社は平成26年6月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行いましたが、第 1期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益金額及び1株当たり純資産額を算定 しております。
4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第1期及び第2期については潜在株式が存在しない ため、第3期及び第4期については潜在株式は存在するものの希薄化効果を有していないため記載しており ません。
5.第1期の自己資本利益率については、期末の自己資本にて算出しております。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
2 【沿革】
単独株式移転により当社の子会社となった㈱クロス・マーケティングの沿革も含め、当社グループの沿革は次のと おりであります。
( 参考:平成25年6月までは㈱クロス・マーケティング(株式移転完全子会社)の沿革)
年月 事項
平成15年4月 イ ン タ ー ネ ッ ト を 用 い た リ サ ー チ 事 業 を 目 的 と し て 、 東 京 都 渋 谷 区 に お い て 会 社 設 立 ( 資 本 金 1, 000万円)
平成15年10月 ㈱アクシブドットコム( 現:㈱VOYAGE GROUP) と、アンケートモニター募集に関して業務提携 平成16年1月 本社を東京都中央区銀座に移転
平成16年9月 ( 財) 日本情報処理開発協会が運用する「プライバシーマーク制度」に基づくプライバシーマーク 認定事業者となる[認定番号]A820271( 01)
平成18年3月 簡易集計アプリケーション「REAL CROSS」を提供開始
平成18年4月 ブランド名「r es ear c h. j p」を冠してのネットリサーチサービス提供を開始
平成18年5月 平成15年10月の㈱アクシブドットコム( 現:㈱VOYAGE GROUP) との業務提携を発展的に解消し、新 たに㈱ECナビ( 現:㈱VOYAGE GROUP) 及びその子会社㈱リサーチパネル(現持分法適用関連会社) と資本提携、業務提携
平成19年3月 ㈱電通リサーチ( 現:㈱電通マクロミルインサイト) 及び㈱ビデオリサーチと資本提携
平成20年1月 顧 客 が 独 自 に 調 査 結 果 の デ ー タ 集 計 、 グ ラ フ 作 成 等 を 実 行 で き る 簡 易 集 計 ア プ リ ケ ー シ ョ ン 「REAL CROSS 2」の提供開始
平成20年10月 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
平成21年10月 オンライン集計・分析ツール「r es ear c h. j p」を提供開始 平成22年9月 北海道岩見沢市にデータセンター開設
平成23年1月 大阪市中央区に西日本営業所開設
平成23年2月 楽天リサーチ株式会社とモニターデータベースの共同開発に向け業務提携 平成23年5月 新アンケートシステム「Pyxi s 2」運用開始
平成23年8月 ㈱インデックスよりモバイル向けソリューション事業の一部を譲受け、㈱クロス・コミュニケー ション(現連結子会社)が営業開始
平成24年2月 Cr os s Mar ket i ng Chi na I nc . (現連結子会社)を設立 平成25年4月 ㈱UNCOVER TRUTH(現持分法適用関連会社)を設立 平成25年5月 TOMORROW COMPANY㈱を設立
平成25年6月 株式移転の方法により㈱クロス・マーケティンググループを設立 ㈱クロス・マーケティングが東京証券取引所マザーズ市場の上場廃止
㈱クロス・マーケティンググループの普通株式を東京証券取引所マザーズ市場に上場 平成25年7月 Cr os s Mar ket i ng As i a Pt e. Lt d. (現連結子会社)を設立
平成25年8月 Mar kel yt i c s Sol ut i ons I ndi a Pr i vat e Li mi t ed( 現 連 結 子 会 社 ) 及 び MedePanel Onl i ne I nc . (現連結子会社)の株式を取得
平成25年11月 当社を株式交換完全親会社とする株式交換により㈱ユーティル(現連結子会社)の株式を取得 平成26年1月 Mar kel yt i c s Sol ut i ons As i a Pt e. Lt d. ( 現 連 結 子 会 社 ) 、 MedePanel Onl i ne As i a Pt e. Lt d.
(現:Medi c al Wor l d Panel As i a Pt e. Lt d. 、現連結子会社)、Uni on Panel s Pt e. Lt d. (現連 結子会社)を設立
平成26年5月 本社を東京都新宿区西新宿に移転
平成26年11月 Kadenc e I nt er nat i onal Bus i nes s Res ear c hPt e. Lt d. (現連結子会社)の株式を取得 平成27年1月 ㈱リサーチ・アンド・ディベロプメント(現連結子会社)の株式を追加取得
平成27年4月 ㈱メディリード(現連結子会社)及び㈱ディーアンドエム(現連結子会社)を設立 平成27年9月 J I N SOFTWARE㈱(現:㈱クロス・ジェイ・テック、現連結子会社)の株式を取得 平成27年10月 Cr os s Mar ket i ng(Thai l and)c o. , Lt d. (現連結子会社)を設立
平成27年11月 J upi t er MR Sol ut i ons Co. , Lt d. (現連結子会社)の株式を取得
平成28年1月 Cr os s Mar ket i ng Gr oup USA I nc . (現連結子会社)を設立し、J apanPubl i c i t y, I nc .よりマー ケティング事業を譲受
平成28年4月 ㈱ミクシィ・リサーチ(現:㈱ショッパーズアイ、現連結子会社)の株式を取得
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
3
【事業の内容】
当社は、グループ会社等の経営管理及びそれに付帯または関連する業務等を行っております。 また、当社及び関係会社で構成される当社グループの主な事業内容は以下の通りです。
事業内容 主な関係会社
リサーチ事業
ネ ッ ト リ サ ー チ を 含 め 、 マ ー ケ テ ィ ン グ リ サ ー チ に 関 す る 事 業 全 般を行っております。
㈱クロス・マーケティング
㈱リサーチ・アンド・ディベロプメント ㈱ユーティル
㈱メディリード
Cr os s Mar ket i ng Chi na I nc . Cr os s Mar ket i ng As i a Pt e. Lt d. Mar kel yt i c s Sol ut i ons I ndi a Pr i vat e Li mi t ed
Mar kel yt i c s Sol ut i ons As i a Pt e. Lt d. Medi c al Wor l d Panel As i a Pt e. Lt d. Kadenc e I nt er nat i onal Bus i nes s Res ear c h Pt e. Lt d.
J upi t er MR Sol ut i ons Co. , Lt d. Cr os s Mar ket i ng ( Thai l and) c o. , Lt d. ㈱リサーチパネル
I Tソリューション事業
モ バ イ ル 向 け を 中 心 と し た シ ス テ ム の 企 画 ・ 開 発 ・ 運 用 事 業 及 び エ ン ジ ニ ア 派 遣 事 業 等 を 行 っ て お り ます。
㈱クロス・コミュニケーション ㈱クロス・ジェイ・テック ㈱クロス・プロップワークス
その他の事業
プ ロ モ ー シ ョ ン事業
プ ロ モ ー シ ョ ン 等 マ ー ケ テ ィ ン グ 支 援 に 関 す る 事 業 を 行 っ て お り ま す。
㈱ディーアンドエム
Cr os s Mar ket i ng Gr oup USAI nc .
事業の系統図は、次のとおりであります。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
① 〔マーケティングリサーチの流れ〕
( 1) 課題整理 調査の背景・目的からヒアリングし、今回の調査目的を達成する手法を整理します。
( 2) 調査企画・設計
調査票の設計をサポートいたします。また、設計されている調査票が目的を果たせる か確認します。
( 3) 調査実施 各工程において品質を追求した実査を行います。
( 4) 集計・分析 的確な集計分析をプラン・実行します。
( 5) レポート 調査結果を詳細に分析します。
( 6) ディスカッション
レ ポ ー ト 後 、 デ ィ ス カ ッ シ ョ ン を す る こ と で 、 解 決 の た め の ア ク シ ョ ン を 推 進 し ま す。
② 主力サービスであるネットリサーチの特徴 〔ネットリサーチの流れ〕
受注∼調査企画・設計
顧客から調査依頼を受け、調査企画内容に沿ったアンケー トプログラムを開発し、アンケートサーバー上に設置しま す。
アンケートの実施
スクリーニング調査
本調査に回答してもらいたい登録モニター( ※ 1) を抽出す るための事前調査を行ないます。
本調査
配 信 依 頼 ∼ ア ン ケ ー ト 告 知 依 頼 ∼ アンケート告知
アンケート回答者は、主に㈱リサーチパネルが組織化して いる登録モニターから募ります。そのため、当社から㈱リ サーチパネルにアンケート告知のメール配信を依頼し、㈱ リサーチパネルは登録モニターに対してメールでアンケー トの実施を告知します。
アンケート回答∼ 謝 礼 支 払 ∼ デ ー タ 回収
アンケート参加に同意した登録モニターは、当社サーバー にアクセスしてアンケートに回答し、謝礼として㈱リサー チパネル経由で会員制サイト運営会社からポイント( ※ 2) を 受 け 取 り ま す 。 ア ン ケ ー ト サ ー バ ー に は 、 順 次 、 回 答 データが蓄積されていき、必要サンプル数が集まった段階 でアンケートは締め切られます。
データクリーニング
論理矛盾や不正な回答を削除するため、システム・チェッ クや専任担当者による目視チェックを行います。
集計・分析∼納品
回答データをもとに調査結果である集計表を作成し、顧客 に納品します。また、顧客の依頼に応じて、コンジョイン ト分析、因子分析、コレスポンデンス分析等の各種統計分 析レポートを作成します。
モニター募集委託手数料支払
当社は㈱リサーチパネルに対して、登録モニター利用の対 価であるモニター募集委託手数料を支払います。
ネットリサーチは、以下の特徴を有しております。 サポート体制
セールス、リサーチャー、ディレクターなど顧客と接する全ての担当者が課題解決に向けてお手伝いする、 充実したサポート体制を組んでいます。
クオリティ
「回答負荷軽減を意識した画面づくり」「的確なターゲット選定のための配信設定」「精度の高いデータク リーニング」を実施し、高いクオリティを維持しています。
スピード
高機能なアンケートシステムのため、画面作成・配信・データ納品までスピーディに対応。お急ぎのアン ケートなど最短24時間で納品します。
モニター
370万人超( 提携パネルを含む) の国内最大規模のアンケートモニターが利用可能。モニターは、基本属性だ けでなく、シニア/ 携帯電話利用/ 自動車保有/ 化粧品利用といった約20のカテゴリーに分類されています。対 象者を限定した調査もスムーズに実施します。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
③ 顧客について
調査結果の最終ユーザーは一般事業会社等ですが、その受注経路は、調査会社・コンサルティング会社・広告代 理店を通じて受注する場合と、直接に一般事業会社等から受注する場合とがあります。
④ 登録モニターについて
モニター管理会社である㈱リサーチパネルは、当社グループからの依頼に基づいて登録モニターにアンケートへ の参加を依頼し、回答者に対する謝礼の支払いや、登録モニターの基本属性のメンテナンスを行うなど、アンケー ト回答における登録モニターとの窓口業務を行います。当社グループはモニター管理会社に対して、登録モニター 利用の対価であるモニター募集委託手数料を支払っております。
当社グループは、主に関連会社である㈱リサーチパネルの保有するアンケート専門データベースに登録されたモ ニターをアンケート回答者として利用しております。一般のインターネット利用者のモニター登録誘導は、会員制 サ イ ト 運 営 会 社 に よ り 行 わ れ て お り ま す 。 主 な 会 員 制 サ イ ト 運 営 会 社 は 、 ㈱ リ サ ー チ パ ネ ル の 親 会 社 で あ る ㈱ VOYAGE GROUP( 旧: ㈱ECナビ)と㈱クレディセゾンであります。㈱VOYAGE GROUP( 旧: ㈱ECナビ) は、インターネット で販売されているさまざまな商品の情報を提供する、総合オンラインショッピングサイト「ECナビ」を運営してお り、自社の会員を㈱リサーチパネルに会員登録するよう勧誘を行っております。また、㈱クレディセゾンとは、同 社の会員の中でアンケートへの参加を希望する会員を、㈱リサーチパネルが運営する「永久不滅リサーチ」登録モ ニターとして利用する契約を締結し運営を行っております。その他、海外調査を専業とするネットリサーチ企業の 利用など登録モニターのネットワークを積極的に拡大しております。
㈱リサーチパネルでは、会員登録情報を毎年更新することで、登録モニターの基本属性を最新の状態にすること に努め、また、個々人の調査回答内容をチェックし、悪質な不正回答者を登録抹消するなど、登録モニターの品質 管理を徹底しております。
さらに当社グループでは、所有する消費財や資産などで特定条件を有する登録モニターをあらかじめ抽出し、そ の条件によって「自動車保有モニター」( ※ 3) 、「携帯電話保有モニター」( ※ 4) 、「資産保有モニター」( ※ 5) などの「特別モニター」を分類・管理しております。顧客から調査対象者の条件として求められることの多い事項 をあらかじめ調査し、対象者をグルーピングしておくことで、似たような調査で対象者選定のための条件設定を都 度行う必要がなくなります。この「特別モニター」の使用により、スピーディーな調査が可能となるほか、アン ケートへの参加依頼メールを特定グループのみに効率よく配信でき、品質向上、業務効率改善の双方に貢献してお ります。
⑤ リサーチ事業のサービスについて
当社グループは、調査企画内容に沿ってアンケートプログラムを開発し、調査協力者( ※ 6) からインターネッ ト・サーバー上でアンケートを回収するインターネットリサーチや、会場に調査協力者を集めてアンケート回収や インタビューを行うCLT調査( ※ 7) などの定量調査( ※ 8) サービス、座談会形式で調査協力者にインタビューを 行うフォーカスグループインタビューなどの定性調査( ※ 9) サービスを提供しております。
また、既存の調査手法を単独で提供するだけでなく、インターネット技術とを組み合わせた調査サービスも各種 提供しております。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
〔リサーチ事業の主なサービス〕
調査種類 調査手法 サービス内容
定量調査
インターネットリサーチ
顧客要件に応じてオリジナルのアンケートプログラムをWeb上で作成 し、登録モニターに対してアンケートを行うサービスです。 郵送調査
調査協力者にアンケートを郵送し、アンケートの回収、集計及び分析 を行うサービスです。
電話調査
調査員が調査協力者に電話によるインタビューを実施し、アンケート の集計及び分析を行うサービスです。
CLT調査
あらかじめ指定した会場に調査協力者を集め、アンケートやインタ ビューを実施し、集計及び分析を行うサービスです。会場付近の通行 者を調査協力者とする場合もあります。
モバイル調査
顧客要件に応じてオリジナルのアンケートプログラムを携帯Web上で 作成し、登録モニターに対してアンケートを行うサービスです。 ホームユーステスト
商品を調査協力者宅に届け、商品の試用や試飲をしてもらった上でそ の商品評価結果アンケートを実施します。商品の送付、アンケート回 収、集計及び分析を行うサービスです。
定性調査
フォーカスグループ インタビュー
調査協力者をグループ単位( 5名∼8名程度) で集め、モデレーター ( ※ 10) が座談会形式でインタビューを行うサービスです。
デプスインタビュー
調査協力者と1対1で、モデレーターがインタビューを行うサービス です。
ホームビジット
調査協力者の自宅または会社を訪問し、アンケートやインタビューを 行うサービスです。
ショップアロング
調査協力者の買い物等に同行し、アンケートやインタビューを行う サービスです。
アイトラッキング調査
専用のアイトラッキングシステムを利用して、調査協力者の「視線の 動き」の計測を行うサービスです。
その他
海外調査
欧米先進国、BRI CS、東南アジア、オセアニアを中心に、世界85ヶ 国で調査実施が可能なサービスです。
I D−POSデータ
スーパー、ドラッグストア、コンビニエンスストアのI D付き購買 (POS) データをベースに様々なリサーチが可能なサービスです。
※ 1.登録モニター 調査会社からの調査依頼に対して、事前に回答することを承諾した登録者のことで す。
2.ポイント 会員制サイト運営会社が会員に提供しているポイントで、現金、電子マネー等への 交換ができます。
3.自動車保有モニター 特 殊 条 件 の 登 録 モ ニ タ ー を 抽 出 ・ 管 理 す る た め の 専 用 調 査 に お い て 、 自 動 車 を 保 有、または購入意向があると回答した登録モニター群です。
4.携帯電話保有モニター 上記と同様の専用調査で、携帯電話またはPHSを保有すると回答した登録モニター群 です。
5.資産保有モニター 上記と同様の専用調査で、住居、有価証券、会員権などを保有すると回答した登録 モニター群です。
6.調査協力者 登録モニター、提携モニター及び顧客側の会員等、様々な手段により募集したアン ケートやインタビューの回答者です。
7.CLT調査 あらかじめ会場を設定し、そこに調査協力者を入室させ、製品、または情報等につ いての評価・感想等を集団、または個人に対し定量的にデータとして収集する調査 手法です。
8.定量調査 消費者の行動パターン、意識や嗜好を数量的にとらえるための調査で、収集された 回答を集計し分析します。商品の特性に合わせ、インターネット、郵送、電話、店 頭・街頭インタビュー等の方法でデータを収集します。
9.定性調査 消費者・ユーザーとの対話を通じて、商品に対する踏み込んだ評価や意見を集める 調査手法です。グループインタビュー、訪問インタビュー、電話インタビューなど があります。仮説の検証、潜在意識の把握、新商品の評価などに向いています。 10.モデレーター CLT調査やグループインタビュー等での司会進行役です。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
〔I Tソリューション事業のサービスの特徴及び内容〕
I Tソリューション事業では、モバイルやスマートフォンを中心としたサービスにおいて、マーケティング、企画 から、開発、運用、プロモーションに至るまで、サービスに必要なあらゆる機能をワンストップで提供しておりま す。
金融機関向けアプリや決済システム・ポイント管理システムなど堅牢性が求められるシステムや会員数100万人規 模のシステム構築・運用の実績があり、また、通信キャリアやプラットフォーマーと連携し、日々進化するモバイ ル機器に対し常に最新の機能に対応した開発が可能となっております。さらに、マーケティング・リサーチ会社を グループ会社に持っている強みを生かし、調査・分析をベースにした円滑なPDCAサイクルを実現し、「成果」を向 上させるものづくりを提供しております。
提供サービスは以下のとおりです。
サービス名 内容
Web( PC・スマートフォン) サイト構築 サイト戦略の立案からシステムの開発、サイトデザイン、保守・運用
スマートフォンアプリ開発
エンタテインメントからビジネス用途まで、幅広く対応したi Phone・ Andr oi dのネイティブアプリの企画・開発
各種ツール・パッケージの提供
顧客のニーズに合わせたWeb戦略をサポートする様々なツール、パッ ケージの提供
調査・分析
顧客のKPI 向上に貢献するためのWebサイトの「調査・分析」をベース にした「仮説検証・改善提案」
運用アウトソーシング
コンテンツ更新、メルマガ配信、ユーザーサポート、サイト検閲等、 Webサイトの運用に伴う業務代行
インフラ・サーバ構築、運用
大規模・集中アクセスにも対応できるインフラ環境の構築、運用、ホ スティング
Webプロモーション
目的( 集客・会員獲得) やプラットフォームの特性に合わせた最適なプ ロモーション施策の提供
セキュリティ対策
個人情報保護やサイトの脆弱性チェックなどサイト運営をする上での 総合セキュリティ対策
〔その他の事業のサービス内容〕 (プロモーション事業)
プロモーション等マーケティング支援に関する事業を行っております。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
4
【関係会社の状況】
名称 住所
資本金 ( 百万円)
主要な事業の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容 ( 連結子会社)
㈱クロス・マーケティング ( 注) 2、6
東京都 新宿区
100 リサーチ事業 100. 0
経営指導
資金の貸付・借入 役員の兼任6名 ㈱クロス・コミュニケー
ション ( 注) 2
東京都 新宿区
90
I Tソ リ ュ ー シ ョ ン 事業
100. 0
経営指導 資金の貸付 役員の兼任2名 Cr os s Mar ket i ng Chi na
I nc . ( 注) 3
中国 上海
36 リサーチ事業
90. 0 ( 90. 0)
役員の兼任1名
Cr os s Mar ket i ng As i a Pt e. Lt d. ( 注) 2
シ ン ガ ポ ー ル
505 リサーチ事業 100. 0 役員の兼任2名 Mar kel yt i c s Sol ut i ons
I ndi a Pr i vat e Li mi t ed ( 注) 3
インド バ ン ガ ロ ー ル
50 リサーチ事業
51. 0 ( 51. 0)
役員の兼任2名
㈱ユーティル ( 注) 2
東京都 新宿区
70 リサーチ事業 100. 0
経営指導 資金の貸付 役員の兼任1名 Uni on Panel s Pt e. Lt d.
( 注) 3
シ ン ガ ポ ー ル
50 リサーチ事業
100. 0 ( 100. 0)
役員の兼任1名 Kadenc e I nt er nat i onal
Bus i nes s Res ear c h Pt e. Lt d.
( 注) 2
シ ン ガ ポ ー ル
430 リサーチ事業 100. 0
資金の貸付 役員の兼任2名 ㈱リサーチ・アンド・
ディベロプメント ( 注) 6
東京都 新宿区
30 リサーチ事業 100. 0
経営指導 役員の兼任1名
㈱メディリード
東京都 新宿区
10 リサーチ事業 100. 0
経営指導 資金の貸付 役員の兼任1名
㈱ディーアンドエム
東京都 新宿区
10
プ ロ モ ー シ ョ ン 事 業
100. 0
経営指導 役員の兼任2名 Cr os s Mar ket i ng
( Thai l and) c o. , Lt d. ( 注) 4、5
タイ バンコク
14 リサーチ事業
49. 0 [ 51. 0]
経営指導 資金の貸付 役員の兼任1名 Kadenc e I nt er nat i onal
I nc . ( USA)
米国 マ サ チ ュ ー セッツ
0 リサーチ事業
100. 0 ( 100. 0)
経営指導 役員の兼任1名
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
名称 住所
資本金 ( 百万円)
主要な事業の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容 ( 持分法適用関連会社)
㈱リサーチパネル
東京都 渋谷区
75 リサーチ事業 40. 0
㈱ ク ロ ス ・ マ ー ケ テ ィ ン グ の リ サ ー チ 事 業 で 利 用 す る モ ニ タ ー の 獲 得 ・ 管 理
役員の兼任1名
㈱UNCOVER TRUTH
東京都 渋谷区
229
Web マ ー ケ テ ィ ン グ事業
35. 0
経営指導 資金の貸付 役員の兼任1名 ( 注) 1.上記のほか、連結子会社が16社ありますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。
2.特定子会社であります。
3.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
4.議決権の所有割合の[ ] 内は、緊密な者または同意している者の所有割合で外数であります。 5.持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。
6.㈱クロス・マーケティング及び㈱リサーチ・アンド・ディベロプメントについては、売上高( 連結会社相互 間の内部売上高を除く) の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (単位:千円)
㈱ ク ロ ス ・ マ ー ケ ティング
㈱ リ サ ー チ ・ ア ン ド ・ デ ィ ベ ロ プ メ ント
① 売上高 6, 945, 117 2, 530, 355 ② 経常利益 573, 915 46, 519 ③ 当期純利益 392, 574 38, 734 ④ 純資産額 1, 430, 850 463, 559 ⑤ 総資産額 2, 574, 580 854, 710
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
5
【従業員の状況】
( 1) 連結会社の状況
平成29年12月31日現在
セグメントの名称 従業員数( 人)
リサーチ事業 1, 050 ( 140 )
I Tソリューション事業 100 ( 70 )
その他の事業 34 ( 1 )
全社(共通) 70 ( − )
合計 1, 254 ( 211 )
( 注) 1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.従業員数欄の( ) 内は外数であり、年間の臨時従業員平均人員数であります。 3.臨時従業員には、人材派遣会社からの派遣社員、アルバイトを含みます。 4.全社(共通)は、経理及び人事等管理部門の従業員であります。
( 2) 提出会社の状況
平成29年12月31日現在 従業員数( 人) 平均年齢( 才) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 千円)
88 ( 1 ) 38. 3 2. 7 5, 950
セグメントの名称 従業員数( 人)
リサーチ事業 18 ( 1 )
その他の事業 − ( − )
全社(共通) 70 ( − )
合計 88 ( 1 )
( 注) 1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.従業員数欄の( ) 内は外数であり、年間の臨時従業員平均人員数であります。 3.臨時従業員には、人材派遣会社からの派遣社員、アルバイトを含みます。 4.平均勤続年数は、当社グループにおける在籍期間を通算しております。
5.平均年間給与は、臨時従業員を除く従業員の賞与及び基準外賃金を含んでおります。 6.全社(共通)は、経理及び人事等管理部門の従業員であります。
( 3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
第2
【事業の状況】
1
【業績等の概要】
( 1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善等を背景に、個人消費も緩やかな回復が続い ております。一方、世界経済においては、アジア新興国等の経済の先行き、米国政権の政策動向等について不透明 感があるものの、米国を中心に景気回復傾向がみられております。
このような経営環境のもと、当社グループは、持続的な成長を実現するため、業容拡大に伴う積極的な人員の採 用や事業領域の拡大、さらにはグループシナジー追求等、様々な取り組みを進めてまいりました。
こ の 結 果 、 当 連 結 会 計 年 度 に お け る 売 上 高 は 16, 758百 万 円 ( 前 年 同 期 比 4. 9% 増 ) 、 営 業 利 益 は 727百 万 円 ( 同 45. 9%減)、経常利益は597百万円(同52. 9%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は703百万円(前年同期837百 万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
① リサーチ事業
売 上 高 に つ き ま し て は 、 国 内 ・ 海 外 の 事 業 会 社 と も に 、 新 規 顧 客 開 拓 及 び 既 存 顧 客 の 深 耕 を 進 め 、 総 合 的 な マーケティングリサーチサービスの提供を行いました。国内の事業会社については、今期働き方改革を進め、時 間管理の徹底・生産性の向上を目指しておりましたが、想定していた生産性の向上が達成できなかったこともあ り、国内のリサーチ事業の売上高については、概ね前年同期と同水準となりました。しかしながら、海外リサー チ事業については、Kadenc e I nt er nat i onal Lt d. ( UK) における大型案件の受注の影響もあり、売上高が前年同期 を大きく上回る結果となっており、リサーチ事業全体としては前年を上回る売上高となりました。
セグメント利益(営業利益)につきましては、国内の事業会社の売上高が前年同期と同水準に留まったことに よ る 影 響 及 び 海 外 事 業 会 社 に お い て 収 益 寄 与 し て い な い 拠 点 の 影 響 も あ り 、 前 年 同 期 を 下 回 る 結 果 と な り ま し た。
その結果、当連結会計年度におけるリサーチ事業の売上高は14, 314百万円(前年同期比5. 8%増)、セグメント 利益(営業利益)は1, 881百万円(同16. 7%減)となりました。
② I Tソリューション事業
売上高については、主力である株式会社クロス・コミュニケーションも堅調に推移するとともに、アウトソー シ ン グ 業 務 を 行 っ て い る 株 式 会 社 ク ロ ス ・ プ ロ ッ プ ワ ー ク ス 、 エ ン ジ ニ ア 派 遣 を 行 っ て い る 株 式 会 社 ク ロ ス ・ ジェイ・テックが順調に成長し、I Tソリューション事業の売上高増加を牽引し、前年同期を上回る結果となりま した。
セグメント利益(営業利益)につきましては、売上高の増加に伴い、前年同期を上回る結果となりました。 その結果、当連結会計年度におけるI Tソリューション事業の売上高は2, 351百万円(前年同期比9. 3%増)、セ グメント利益(営業利益)は254百万円(同45. 1%増)となりました。
③ その他の事業
そ の 他 の 事 業 は 、 「 プ ロ モ ー シ ョ ン 事 業 」 を 行 っ て い る 株 式 会 社 デ ィ ー ア ン ド エ ム を 中 心 に プ ロ モ ー シ ョ ン サービスの販売・提供をしております。
同事業においては、前第3四半期連結会計期間まで「Webマーケティング事業」を行っている株式会社UNCOVER TRUTHが連結に加わっていた影響を除くと、売上高は大幅に増加いたしました。セグメント利益(営業利益)につ いては、株式会社ディーアンドエムにおいて、更なる成長に向けた人員採用を推進しており、前年同期を下回る 結果となりました。
その結果、当連結会計年度におけるその他の事業の売上高は587百万円( 前年同期比21. 8%減) 、セグメント利益 ( 営業利益) は30百万円(同59. 8%減) となりました。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
( 2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2, 046百万円(前連結会計年度末比114百万円減)となり ました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
( 営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果増加した資金は、931百万円(前連結会計年度比494百万円増)となり ました。主な要因は、税金等調整前当期純損失354百万円の計上、法人税等の支払額521百万円の減少要因があっ た一方で、減損損失951百万円、のれん償却額400百万円の計上による増加要因があったことによります。 ( 投資活動によるキャッシュ・フロー)
当 連 結 会 計 年 度 に お け る 投 資 活 動 の 結 果 減 少 し た 資 金 は 、 1, 353百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 は 、 220百 万 円 の 減 少)となりました。主な要因は、子会社株式の条件付取得対価の支払額1, 120百万円の減少要因があったことによ ります。
( 財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果増加した資金は、302百万円(前連結会計年度は、127百万円の減少) と な り ま し た 。 主 な 要 因 は 、 長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支 出 668百 万 円 、 配 当 金 の 支 払 額 122百 万 円 の 減 少 要 因 が あった一方で、長期借入れによる収入1, 100百万円の増加要因があったことによります。
2
【生産、受注及び販売の状況】
( 1) 生産実績
当社グループでは、販売実績のほとんどが生産実績であることから、記載を省略しております。
( 2) 受注実績
当社グループでは、概ね受注から納品までの期間が短く、受注管理を行う必要性が乏しいため記載を省略してお ります。
( 3) 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度 ( 自 平成29年1月1日
至 平成29年12月31日)
金額( 千円) 前年同期比( %)
リサーチ事業 14, 057, 578 5. 1
I Tソリューション事業 2, 147, 314 12. 6
その他の事業 553, 201 △ 19. 9
合計 16, 758, 093 4. 9
( 注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、連結損益計算書の売上高 の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。
3.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
3
【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
( 1) 会社の経営の基本方針
当社グループでは、当社グループの原点かつ究極的に目指す姿である「事業創造」を経営理念として掲げており ます。リサーチ事業及びI Tソリューション事業周辺の新しいサービスメニューの開発・提供や、その他の全く新し いビジネスモデルの創造を行ってまいります。
そのため、社員一人一人には3つの価値観の共有を徹底し行動してまいります。 ①ポジティブネス 制約にとらわれず可能性を信じる。
②イマジネーション 何が求められているかを真剣に想像する。 ③リーダーシップ 率先してやり抜く。
そして、顧客、株主、従業員、社会などあらゆるステークホルダーから常に信頼される経営を行い、持続的な成 長をし続けることによって、広く社会に貢献する事業やサービスを創造する企業グループを目指します。
( 2) 目標とする経営指標
当社グループでは、持続的な企業価値向上が株主に対する責任であり、経営に委託された資本を最も効率よく活 用すべく、適正資本構成を維持したうえでのROEを最重要経営指標として位置付けておりますが、現在は成長段階で あり、株主の成長期待に応えるべく、売上高成長率、経常利益率をも意識した経営に取り組んでまいります。
( 3) 中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、平成26年11月14日に公表した「中期経営計画」に基づき、「アジアNo. 1マーケティンググルー プ」を目指すべく、事業領域と事業エリアの積極的な拡大を進め、アジアNo. 1へ向けた土台作りを推進してまいり ました。その中で、平成29年12月期において、「Kadenc e 社における株式譲渡契約に基づく株式取得対価の追加支 払いによるのれん償却費、減損損失の計上」及び「リサーチ事業の連結子会社におけるのれんの減損損失の計上」 等の特殊要因が発生したことに加えて、国内リサーチ事業における足元の成長力回復が必要な状況となっておりま す。
次期につきましては、平成29年12月期の結果を踏まえ、主力である国内のリサーチ事業の収益力回復及び堅調な 成 長 を 推 進 す る と と も に 、 海 外 リ サ ー チ 事 業 、 I Tソ リ ュ ー シ ョ ン 事 業 、 そ の 他 の 事 業 の 継 続 的 な 業 容 拡 大 を 推 進 し、グループ全体として強固な収益基盤を確立してまいります。
次期の連結会計年度の見通しにつきましては、売上高18, 614百万円(前年同期比11. 1%増)、営業利益1, 250百万 円(同72. 1%増)、経常利益1, 172百万円(同95. 6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(前年同期 703百万円の損失)を見込んでおります。
なお、平成30年12月期以降の中長期的な会社の経営戦略につきましては、足元の業績回復状況を確認した上で、 改めて成長戦略を策定し、平成30年夏頃に開示する予定としております。
( 4) 会社の対処すべき課題
当 社 グ ル ー プ は 、 顧 客 、 株 主 、 従 業 員 、 社 会 な ど あ ら ゆ る ス テ ー ク ホ ル ダ ー と の 良 好 な 関 係 を 維 持 す る と と も に、更なる成長に繋げるため、以下の施策を実行してまいります。
(人材の確保、育成)
当社グループは、平成15年の設立以降、ネットリサーチ市場の成長に伴い、急速に事業を拡大してきた会社で あります。当社グループの手がけるリサーチ事業・I Tソリューション事業は、技術及び業界基準の急速な変化に 左右される状況にあり、それに伴いユーザーニーズが変化、多様化することが予想され、適時適切に対応する必 要があります。また、当社グループの事業については大きな参入障壁がないことから、類似する事業を提供して いる事業者の事業規模の拡大が進み、今後も激しい競争下におかれるものと考えております。
当 社 グ ル ー プ が か か る 課 題 を 解 決 し 、 今 後 も 更 な る 成 長 を 遂 げ る た め に は 、 営 業 力 、 企 画 力 、 構 想 力 、 開 発 力、統計知識など様々な能力を有する優秀な人材を確保し、育成していくことが急務であると考えております。
人 材 採 用 に つ い て は 、 優 秀 な 即 戦 力 を 確 保 す る た め 、 新 卒 採 用 、 中 途 採 用 を 積 極 的 に 行 っ て ま い り ま す 。 ま た、アジアエリアへの進出にあたり、ビジネス開発や各エリアにおける事業開発・管理統括を担う人材の採用も 進めております。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
さらに人材育成については、スキルアップのための全社員に対するマーケティングに関する研修の実施や、各 部門において必要な専門的な研修を引き続き実施してまいります。また、人事評価制度や給与制度を当社グルー プの組織規模に合せて適宜見直しすることで、社員のモチベーションの向上を図ってまいります。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
4
【事業等のリスク】
以下において、当社グループの手がけるリサーチ事業、I Tソリューション事業等の事業展開上のリスク要因とな る可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末 現在において当社グループが判断したものであります。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項につきま しても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の 観点から、以下に記載しております。
a. 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動 ① システム開発について
当社グループは、システムに関わる投資を定期的に行っております。システム開発にかかわる他社の知的財 産の侵害につきましては、事前調査の徹底、オープンソースの利用徹底など十分注意を払っており、業績に影 響を与えるリスクはきわめて低いと考えておりますが、システム開発の遅延・トラブル等が発生した場合、開 発コストが増大するなど、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
② のれんの減損について
当社グループが実施しているM&A等においては、将来にわたり安定的な収益力を確保できることを十分に検討 し買収しておりますが、将来、計画通りに収益を確保出来ない場合には、のれんに係る減損損失が発生し、当 社グループの財政状態及び業績等に影響を与える可能性があります。
③ 為替レートの変動リスクについて
当社グループの海外子会社の財務諸表は現地通貨にて作成されるため、連結財務諸表作成時に円換算される ことになり、為替相場の変動による円換算時の為替レートの変動が当社グループの財政状態及び業績等に影響 を与える可能性があります。また今後、外貨建ての取引が増加し、当初想定した為替レートと実勢レートに著 しい乖離が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。
b. 特定の取引先・製品・技術等への依存 ④ サービスの陳腐化について
当社グループの手がける各事業は、商業活動に関連する技術及び業界基準の急速な変化に左右される状況に あります。また、それに伴いユーザーニーズが変化、多様化することが予想されます。これらの状況変化に対 し、当社グループが適時適切に対応できなくなった場合、当社グループの業界における競争力が低下し、当社 グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑤ 競合について
当社グループの手がける各事業においては、当社グループと類似する事業を提供している事業者の事業拡大 や参入が相次いでいる一方、リサーチ事業においては調査案件の大型化や価格競争に対応するため、M&Aを含め た事業者の統合が進行しています。かかる状況は、当社グループの事業につき、大きな参入障壁がないことが 一因となっており、今後も激しい競争下におかれるものと予想されます。当社グループの目論見どおり業績が 推移しない場合、かつ効率的に対応できない場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ システム障害について
当社グループの事業はインターネットを利用しているため、自然災害、事故、不正アクセス等によって通信 ネ ッ ト ワ ー ク の 切 断 、 サ ー バ ー 等 ネ ッ ト ワ ー ク 機 器 に 作 動 不 能 等 の シ ス テ ム 障 害 が 発 生 す る 可 能 性 が あ り ま す。その場合、当社グループの営業は不可能となります。これらの障害が発生した場合には、当社グループに 直接的損害が生じるほか、当社グループのサーバーの作動不能や欠陥等に起因する取引の停止等については、 当社グループのシステム自体への信頼性の低下を招きかねず、当社グループの業績に重大な影響を及ぼす可能 性があります。
⑦ 登録モニターの活用について
リサーチ事業において、関連会社である㈱リサーチパネルの登録モニターを主に利用しており、現時点にお きましては、当社は当該登録モニターを独占的に利用しております。㈱リサーチパネル及びその親会社である ㈱VOYAGE GROUPと は 、 事 業 及 び 資 本 提 携 を 通 じ て 信 頼 関 係 を 築 い て お り ま す が 、 何 ら か の 事 情 に よ り 、 ㈱ リ サーチパネルの登録モニターの利用が困難な状態に陥った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性が あります。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
c . 特有の法的規制・取引慣行・経営方針 ⑧ 人材確保について
当社グループの人材採用にあたっては、各業務分野における専門能力、及び組織マネジメントの観点から、 良好な対人関係を構築する能力を極めて重視しております。また、育成・評価制度の充実により、社員の能力 向上とモチベーションの向上を重要施策として掲げております。経済環境好転に伴う人材獲得競争の激化や人 材育成が順調に進まない等の理由により、当社グループの事業の成長が阻害される可能性があります。
⑨ 海外展開におけるリスクについて
当社グループは平成24年12月期の中国(上海)進出以降、積極的に海外市場における事業の拡大をはかって おります。海外展開におきましては、各地域特性によるビジネスリスクに加え、知的財産権に関するリスク、 為替リスクなど多岐にわたり存在します。これらのリスクを最小限にすべく充分な検証を行うとともに、組織 体制を整え、対策を講じたうえで海外展開を進めておりますが、各国における政治的要因、経済的要因及び社 会環境における予測し得ない事態が発生した場合、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
⑩ 個人情報の流出の可能性及び影響について
当 社 グ ル ー プ の 手 が け る リ サ ー チ 事 業 に お い て は 、 ア ン ケ ー ト 回 答 者 の 個 人 情 報 を 取 得 す る こ と が あ り ま す 。 個 人 情 報 の 適 切 な 取 得 ・ 管 理 ・ 運 用 を 行 う た め 、 ㈱ ク ロ ス ・ マ ー ケ テ ィ ン グ 、 ㈱ ユ ー テ ィ ル 、 ㈱ リ サ ー チ・アンド・ディベロプメント、㈱リサーチパネル及び㈱メディリードは( 財) 日本情報処理開発協会が運営す るプライバシーマーク制度の認定事業者となっております。
⑪ 配当政策について
当社グループは、株主に対する利益還元を経営上の重要な課題のひとつとして認識しております。事業投資 やキャッシュ・フローの状況等を総合的に勘案しながら、配当による株主への利益還元に努めることを基本方 針としております。
しかしながら、本リスク情報に記載のない事項を含め、事業環境の変化、キャッシュ・フローの状況等によ り、当社の業績が悪化した場合には、継続的に配当を行えない可能性があります。
d. 重要な訴訟事件等の発生
⑫ 訴訟等に関するリスクについて
当社グループの手がけるI Tソリューション事業においては、顧客からウェブサイトやモバイルサイトの制作 を受託し、契約内容に従い定められた期日までにサービスを完了し納品する事業を行っております。
しかしながら、開発や制作の遅れによる納期の遅延や、納品後の瑕疵が生じた場合には、費用が増大する可 能性や当社グループの責めに帰する場合には違約金等損害賠償が発生する可能性があり、当社グループの業績 に重大な影響を及ぼす可能性があります。
e. 役員・大株主・関係会社等に関する重要事項 ⑬ 事業拡大における重要な関係会社の異動について
当社グループは、中期的な目標である「アジアNo. 1のマーケティンググループ」を目指すに当たり、主に海 外への事業展開をM&Aや新規子会社設立等により推進しております。M&A等における資金調達については、自己 資金または金融機関からの借入金等を利用しており、借入金の残高が増加する可能性があります。また、M&A等 により重要な関係会社の異動があった場合、当社グループの財政状態及び業績等に影響を与える可能性があり ます。
f . その他
該当事項はありません。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
5
【経営上の重要な契約等】
経営上の重要な契約等は、以下のとおりであります。
契約会社名 相手先 契約の名称 契約内容 契約期間
㈱ ク ロ ス ・ マ ー ケ テ ィ ング
( 連 結 子 会 社)
㈱ VOYAGE GROUP ( 旧 : ㈱ ECナビ) ㈱ リ サー チ パネル (三 者 契約)
事業提携契約書
㈱VOYAGE GROUP( 旧 : ㈱ECナ ビ ) は 自 社 会 員 を ㈱リサーチパネルの運営するアンケートモニ ターサイトへ誘導を行い、㈱リサーチパネル は 登 録 モ ニ タ ー の 受 付 及 び ア ン ケ ー ト モ ニ ターサイトの運営を行う。当社はその登録モ ニターに対してアンケートを実施し、その対 価として㈱リサーチパネルに対し当社の調査 売上高に応じたモニター募集委託手数料を支 払う契約
平成18年12月1日から 平成19年12月31日まで ( 以 降 1 年 ご と 自 動 更 新)
㈱ ク ロ ス ・ マ ー ケ テ ィ ング
( 連 結 子 会 社)
㈱ク レ ディ セ ゾン ㈱ リ サー チ パネル (三 者 契 約)
リサーチ事業 提携基本契約書
㈱ ク レ デ ィ セ ゾ ン は 自 社 カ ー ド 会 員 を ㈱ リ サーチパネルの運営するアンケートモニター サイトへ誘導を行い、㈱リサーチパネルは登 録モニターの受付及びアンケートモニターサ イトの運営を行う。当社はその登録モニター に対してアンケートを実施し、その対価とし て㈱リサーチパネルに対し当社の調査売上高 に応じたモニター募集委託手数料を支払う契 約
平成20年5月23日から 平成23年5月22日まで ( 以 降 2 年 ご と 自 動 更 新)
6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
株式会社クロス・マーケティンググループ(E 27421)
7
【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社グループの財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項 は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
( 1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されており ます。この連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末における資産及び負債、連結会計年度における収益 及び費用に影響を及ぼすような仮定や見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理 的に判断しておりますが、仮定あるいは条件の変化により、実際の結果と異なる可能性があります。
( 2) 当連結会計年度の経営成績の分析 ( 売上高)
当連結会計年度の当社グループは、リサーチ事業においては、国内・海外の事業会社ともに、新規顧客開拓及 び既存顧客の深耕を進め、総合的なマーケティングリサーチサービスの提供を行いました。国内の事業会社につ いては、今期働き方改革を進め、時間管理の徹底・生産性の向上を目指しておりましたが、想定していた生産性 の向上が達成できなかったこともあり、国内のリサーチ事業の売上高については、概ね前年同期と同水準となり ました。しかしながら、海外リサーチ事業については、UKにおける大型案件の受注の影響もあり、売上高が前年 同期を大きく上回る結果となっており、リサーチ事業全体としては前年を上回る売上高となりました。また、I T ソリューション事業においては、主力である株式会社クロス・コミュニケーションが堅調に推移するとともに、 アウトソーシング業務を行っている株式会社クロス・プロップワークス、エンジニア派遣を行っている株式会社 クロス・ジェイ・テックが順調に成長し、I Tソリューション事業の売上高増加を牽引し、前年同期を上回る結果 となりました。
その結果、当連結会計年度における売上高は16, 758百万円(前年同期比4. 9%増)となりました。 ( 営業利益)
当連結会計年度においては、持続的な成長を実現するための採用費・人件費やアジア地域への事業展開による 費用が増加したこと及び海外事業会社において収益寄与していない拠点の影響もあり、営業利益は727百万円(同 45. 9%減)となりました。
( 経常利益)
当連結会計年度においては、補助金収入の計上はあったものの、持分法による投資損失や為替差損を計上した ことにより、経常利益は597百万円(同52. 9%減)となりました。
( 親会社株主に帰属する当期純損失)
当連結会計年度においては、特別損失として減損損失951百万円を計上いたしました。その結果、当連結会計年 度における親会社株主に帰属する当期純損失は703百万円(前年同期は、837百万円の親会社株主に帰属する当期 純利益)となりました。
( 3) 財政状態の分析
当連結会計年度末の財政状態は、資産については、流動資産が6, 459百万円(前連結会計年度末比99百万円減)と なりました。主な項目としては、現金及び預金2, 047百万円、受取手形及び売掛金3, 229百万円となっております。 固 定 資 産 は 3, 105百 万 円 ( 同 270百 万 円 減 ) と な り ま し た 。 主 な 項 目 と し て は 、 の れ ん 1, 516百 万 円 、 敷 金 558百 万 円 、 建 物 266百 万 円 、 ソ フ ト ウ ェ ア 202百 万 円 と な っ て お り ま す 。 そ の 結 果 、 総 資 産 は 9, 564百 万 円 ( 同 369百 万 円 減)となりました。
負債については、流動負債が3, 704百万円(同7百万円増)となりました。主な項目としては、買掛金1, 379百万 円、1年内返済予定の長期借入金535百万円となっております。固定負債は2, 262百万円(同500百万円増)となりま した。主な項目としては、長期借入金2, 032百万円となっております。その結果、負債は5, 966百万円(同507百万円 増)となりました。
純資産は3, 598百万円(同875百万円減)となりました。主な項目としては利益剰余金が2, 484百万円となっており ます。
( 4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4事業等のリスク」に記載のとおりであります。
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( 5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析 ( 資本の財源)
当連結会計年度においては、条件付取得対価の支払いのため及びアジアエリアにおけるグローバルサービス提 供を加速するための資金として、長期借入金1, 100百万円を調達いたしました。
( 資金の流動性)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は2, 046百万円(前年同期比114百万円減)であり、有利子負債 は主に金融機関からの借入金であります。なお、流動比率は174. 4%であります。
( キャッシュフローの状況)
「第2 事業の状況 1業績等の概要 ( 2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
( 6) 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 3経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度中において実施いたしました設備投資の総額は181百万円であり、その主なものは本社におけるソ フトウェア(業務システム)21百万円、内部造作など16百万円、リサーチ事業におけるソフトウェア(アンケートシ ステムなど)22百万円、ITソリューション事業におけるソフトウェア(クラウドオーダーシステムなど)21百万円 であります。
2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備の状況は、次のとおりであります。 ( 1) 提出会社
会社名
事業所名 ( 所在地)
セグメント の名称
設備の内容
帳簿価額
従業 員数 ( 人) 建物
( 千円)
工具器具 備品 ( 千円)
ソフト ウェア ( 千円)
合計 ( 千円) ㈱クロス・
マ ー ケ テ ィ ン グ グ ル ー プ
本社 ( 東 京 都 新宿区)
全社
リサーチ事業
本社機能 サーバー設備等 自 社 利 用 ソ フ ト ウェア
167, 564 44, 358 72, 324 284, 246 88 ( 1)
( 注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.本社建物は、賃借物件の内装工事等であります。
3.従業員数欄の( ) 内は外数であり、年間の臨時従業員平均人員数であります。
( 2) 国内子会社
会社名
事業所名 ( 所在地)
セグメント の名称
設備の内容
帳簿価額
従業 員数 ( 人) 建物
( 千円)
工具器具 備品 ( 千円)
ソフト ウェア ( 千円)
合計 ( 千円) ㈱クロス・
マ ー ケ テ ィ ング
本社 ( 東 京 都 新宿区)
リサーチ事業 その他の事業 全社
本社機能 サーバー設備等 自 社 利 用 ソ フ ト ウェア
− 174 68, 543 68, 717 268( 58)
( 注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.従業員数欄の( ) 内は外数であり、年間の臨時従業員平均人員数であります。
3
【設備の新設、除却等の計画】
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
( 1) 【株式の総数等】 ① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数( 株)
普通株式 63, 360, 000
計 63, 360, 000
② 【発行済株式】
種類
事業年度末現在 発行数( 株) ( 平成29年12月31日)
提出日現在 発行数( 株) ( 平成30年3月29日)
上場金融商品取引所 名又は登録認可金融 商品取引業協会名
内容
普通株式 19, 531, 164 19, 531, 164
東京証券取引所 ( 市場第一部)
単 元 株 式 数 は 100株 で あ り ま す。
計 19, 531, 164 19, 531, 164 ― ―
( 注) 平成30年3月27日付で、当社株式は東京証券取引所マザーズから東京証券取引所市場第一部へ市場変更し ております。
( 2) 【新株予約権等の状況】
会社法に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであります。
① 第1回新株予約権(平成27年8月21日取締役会決議)
事業年度末現在 ( 平成29年12月31日)
提出日の前月末現在 ( 平成30年2月28日) 新株予約権の数( 個) 4, 403( 注) 1 4, 330( 注) 1
新株予約権のうち自己新株予約権の数( 個) ― ―
新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 同左
新株予約権の目的となる株式の数( 株) 440, 300( 注) 1 433, 000( 注) 1
新株予約権の行使時の払込金額( 円) 442( 注) 2 同左
新株予約権の行使期間
自 平成30年4月1日 至 平成32年9月15日
同左 新 株 予 約 権 の 行 使 に よ り 株 式 を 発 行 す る 場 合
の株式の発行価格及び資本組入額( 円)
発行価格 471( 注) 3 資本組入額 236
同左
新株予約権の行使の条件 ( 注) 4 同左
新株予約権の譲渡に関する事項 ( 注) 5 同左
代用払込みに関する事項 ― ―
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に 関する事項
( 注) 7 同左
( 注) 1.新株予約権1個当たりの目的である株式の数は、100株とする。
なお、付与株式数は、本新株予約権の割当日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下 同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新 株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整 の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。
調整後付与株式数 = 調整前付与株式数 × 分割(または併合)の比率
また、本新株予約権の割当日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの 場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるもの とする。
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